2013年12月のちいきいと8の出演者・伊丹の中脇健児さんから、ちいきいと解説が届きました。

********

ちいきいとの感想 「ちいきいと」で印象的だったことは、本番前からFacebook上で、「仁義なき闘いキャラ」による「地域小競り合い」が繰り広げられたこと。

即興的なやりとりの中から、狂犬の尼崎、チンピラの灘、若ボンの塩屋、永世中立国の宝塚、我関せずの芦屋と西宮といった設定とキャラが(勝手に)生まれ、僕は「スネ夫の伊丹」として、時々の強い者にこびながら、そそのかし、ケンカをけしかけて、漁父の利を伺うというものだった。

いずれもゲストたちの性格と地域性が色濃く表現されているのが可笑しく、一方僕は情けない自分の性格をあらためて自覚させられ、なんだか複雑な気持ちであった(キャラとしてはおいしかった分、なおさら)。

当日もそのキャラを意識して振る舞うのかな、と思っていると、そこはみんな淡々と発表し「ウケをくれくれ」な感じは一切なく、シャープに観客の感心と笑いを誘っていたのであった。 始まる前から終わるまで「ちいきいと」は非常に民度の高い遊びだった。

一見すると誹謗中傷の応酬であるのだが、そのやりとりは必ず相手と自分の地域のネタを織り交ぜており、相手への敬意なくしてはできない。

また、自分の地域の恥部を自虐的に表現しつつ、地域自慢として伝える表現力は、自らを客観的に理解していないとできない振る舞いだ。

オーディエンスももちろんそれを理解しており、拍手や爆笑は、思わず「上手い!」と唸る時にこそ湧いていた。

これは中々、大変だ。それをずっとレギュラーメンバーで前線で続けている灘区の慈さん、塩屋のアリさんには頭が上がらない。いやはや、これホントですよ。

中脇健児さん